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【日中首脳会談】習近平氏が「微笑外交」に戦術転換 狙いは「憲法改正阻止」にあった

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【日中首脳会談】
習近平氏が「微笑外交」に戦術転換 狙いは「憲法改正阻止」にあった

会談を前に握手する中国の習近平国家主席(右)と安倍晋三首相=11日、ベトナム・ダナン(代表撮影・共同) 会談を前に握手する中国の習近平国家主席(右)と安倍晋三首相=11日、ベトナム・ダナン(代表撮影・共同)

 憲法改正阻止だ。安倍首相が5月に平成32年の改憲目標を掲げて以来、中国は程永華駐日大使らを通じて、日本側に改憲への懸念を何度も伝えてきた。日本側が「日本が自分たちで国を守れるようにするためだ」と説明しても、中国側は「実際には北朝鮮情勢を利用して改憲しようとしているのではないか」と疑念を隠そうとしないという。

 内政干渉に取り合う必要はないが、北朝鮮情勢を考慮すると、中国との関係改善は避けられない。対北経済制裁には、北朝鮮の貿易量の9割を占める中国の協力が不可欠だからだ。さらなる事態悪化を考慮すると首脳レベルでの対話も非常に重要となる。

 ただ、日中間には尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題など懸案が横たわり、微笑(ほほえ)まれただけで簡単に親中に転じるわけにはいかない。安倍首相は習氏にこうクギを刺すことも忘れなかった。

 「東シナ海の安定なくして、日中関係の真の改善はない」(ダナン 田北真樹子)

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