産経ニュース

【トランプ氏来日】日米首脳が拉致問題でも強い「絆」を見せつけた 日本政府の努力が奏功 「北へ大きなシグナルとなる」

ニュース 政治

記事詳細

更新

【トランプ氏来日】
日米首脳が拉致問題でも強い「絆」を見せつけた 日本政府の努力が奏功 「北へ大きなシグナルとなる」

共同記者会見で向かい合って笑顔を見せるトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=6日午後、東京・元赤坂の迎賓館・花鳥の間(代表撮影) 共同記者会見で向かい合って笑顔を見せるトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=6日午後、東京・元赤坂の迎賓館・花鳥の間(代表撮影)

 6日の共同記者会見で安倍晋三首相とトランプ米大統領はそろい踏みで「絆」という言葉を使って、日米同盟の強固さをアピールした。だが、両首脳が、北朝鮮による拉致被害者と直接面談し、解決に向けて強いメッセージを発したことは、それ以上の成果だといえる。

 「大変悲しいことだ。どのような子供もあのような残酷な目に遭うべきではない。どんな親でも40年にわたり、心が痛むような目に遭うべきではない」

 トランプ氏は、直前に行われた拉致被害者の家族との面会を振り返り、やりきれないような表情でこう語った。40年前に13歳で拉致された横田めぐみさんと、母の早紀江さんが念頭にあったのは間違いない。面会の際も、トランプ氏は、めぐみさんの家族写真を早紀江さんから受け取ると、メラニア夫人と「信じられない」という表情で見つめ合い、首を何度も横に振ったという。

 トランプ氏は「拉致問題に今スポットライトが当たっている」とも述べたが、当てたのはトランプ氏自身だった。

 9月19日の国連総会で、トランプ氏は北朝鮮の非道さを示す一例として、めぐみさんが拉致されたことに言及した。翌20日には、首相も国連演説でめぐみさんに触れ、拉致問題解決への決意を表明した。

 両首脳の連携による連日の言及は偶然ではない。今年1月にトランプ政権が発足して以来、首相の指示を受け、外務省や関係部署は米政府に断続的な働きかけを続けてきた。

 これが奏功してトランプ氏にも拉致問題は強く印象づけられた。

 9月21日に米ニューヨークで行われた日米首脳会談で、首相は国連演説への謝意を示した上で「11月の来日の際、ぜひ拉致被害者に会ってもらえないか」と要請した。トランプ氏は「OK!」と快諾したという。

 日本政府が拉致問題にこだわったのは、国際世論にアピールするためだけではない。

続きを読む

関連トピックス

「ニュース」のランキング