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【野口裕之の軍事情勢】朝鮮戦争休戦後、最高度に緊迫する半島情勢 有事で国連軍の主力は米軍と中国人民解放軍?

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【野口裕之の軍事情勢】
朝鮮戦争休戦後、最高度に緊迫する半島情勢 有事で国連軍の主力は米軍と中国人民解放軍?

朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ミサイル「火星12」発射訓練の成功を喜ぶ、金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)。日時は不明。朝鮮中央通信が9月16日報じた(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ミサイル「火星12」発射訓練の成功を喜ぶ、金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)。日時は不明。朝鮮中央通信が9月16日報じた(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 

 《米軍の対北攻撃に呼応して、中国人民解放軍は鴨緑江を渡河し、河の数十キロ南の北朝鮮の核関連施設が集中する一帯を占領。緩衝帯として暫定統治する。

 その他の北朝鮮中・南部は、金漢率氏を中心とする新体制が樹立される選択肢も示された。金漢率氏は、朝鮮労働党の金正恩委員長の異母兄・金正男氏(1971~2017年)の長男だ。ただ、米中両国がそれぞれどの程度「金漢率政権」に影響力及ぼすかなどの「傀儡率」は判定不能だった。

 暫定統治に至る過程で、中国人民解放軍と朝鮮人民軍の軍事衝突も予想された》 

 事実上、北朝鮮の「米中分割統治」だが、このシナリオの主要な前提は2つある。

 過去記事で詳述しているので、今次小欄では簡単に触れるにとどめるが、一つは、米国と中国が北朝鮮の金正恩政権崩壊後の新体制で談合し、合意することだ。かつてなかったほど悪化している中朝関係が起爆剤となる可能性はある。

 二つ目の前提は、中国の習近平指導部が、金正恩政権の核・ミサイル開発を支える事実上の敵対軍閥《旧・瀋陽軍区=現・北部戦区》を制御OR解体できるか否か。この問題についても過去、小欄で採り上げてきたので省く。

 2つの前提をクリアすれば「米中分割統治」は具現化の度を増すが、多少なりとも国連軍か多国籍軍の体裁を繕えば、統治に一定の正当・正統性をもたらす。

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