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【神戸製鋼データ改竄】不正のあった子会社工場、JIS認証取り消し

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【神戸製鋼データ改竄】
不正のあった子会社工場、JIS認証取り消し

 神戸製鋼所による性能データ改竄(かいざん)問題で、日本工業規格(JIS)の認証機関である「日本品質保証機構(JQA)」は26日、検査証明書のデータ書き換えが発覚した銅管製品について認証を取り消すと発表した。一連の改竄問題で法令違反による処分が行われるのは初めて。

 JQAは19、20日の両日、製品の強度などでデータの書き換えが行われた同社子会社のコベルコマテリアル銅管の秦野工場(神奈川県)に立ち入り検査を実施。本来ならJISの基準に満たない製品を、規格を満たすように記録を書き換えて出荷したことを確認した。製品の品質と工場の管理体制の両面に問題があるとして、認証を取り消した。

 取り消し処分を受けた銅管製品はJISマークを表示できなくなり、認証の再申請には1年以上かかる。品質や管理体制に対する信頼感が低下するほか、認証取得が取引の条件になっているケースもあり、販売の落ち込みにつながる可能性がある。

 神戸製鋼は昨年6月にも、鋼材強度の試験値を改竄したばね用ステンレス鋼線でJIS認証を取り消されている。経産省は国内2つの認証機関に対し秦野工場以外の認証工場計19カ所についても検査を検討するよう指示しており、認証の一時停止や取り消しが他の製品にも広がる懸念がある。

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