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【衆院選】九州・山口5県は自民が選挙区独占 立民、希望は悲喜こもごも

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【衆院選】
九州・山口5県は自民が選挙区独占 立民、希望は悲喜こもごも

6選を決め、支援者から花束を贈られる長崎3区の自民候補、谷川弥一氏 6選を決め、支援者から花束を贈られる長崎3区の自民候補、谷川弥一氏

 民意は示された。自民党が圧勝した第48回衆院選は、九州・山口でも福岡や熊本、大分、宮崎、山口の5県で自民党が選挙区議席を独占した。多くのメディアの論調に反して、有権者は安倍晋三政権の継続を望んだといえる。ただ、得票を分析すれば、自民党が支持を拡大したわけではなく、野党の離合集散に救われた側面もあった。(村上智博)

 九州・山口35選挙区をみると、自民党が31選挙区で勝利した。その他は立憲民主党1、希望の党2、無所属(民進党系)1だった。

 福岡県を例にすると、1~11区の自民党候補の得票数は、計約119万票だった。前回の平成26年衆院選から約11万5千票増えた。投票率(53・31%)が4・5ポイント上昇した分、票数を伸ばしたといえる。

 ただ、自民党候補の得票率は、福岡県のほとんどの選挙区で前回と同じ水準だった。比例代表の福岡県全体の得票率も33・05%で、前回(33・28%)並みだった。

 多くの自民党陣営は、公明党の支援も受けて、組織戦を展開。従来の支持層・団体をまとめ、勝利した。半面、新たな支持拡大はできなかったといえる。

 最大の要因は、候補者本人の努力だろう。

 自民が選挙区で敗北した佐賀1、2区や、苦戦した福岡2区などでは、むしろ対立候補が「どぶ板選挙」を展開していた。毎日のような街頭演説、地域の公園のトイレ掃除などを通じて、支持者を増やした。

 国会議員として選挙区内の民意をくみ取る意味でも、日頃からきめ細かな運動は欠かせない。

 単純合算だが、福岡1~11区で野党が候補一本化に成功していれば、9、10区などで、自民党候補は逆転された可能性がある。

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