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【正論】希望の党、日本維新の会…保革対立から三極構造へ 官僚主導から政治主導へ向かうチャンスだ 作家・堺屋太一

衆院選2017特集 政治

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【正論】
希望の党、日本維新の会…保革対立から三極構造へ 官僚主導から政治主導へ向かうチャンスだ 作家・堺屋太一

作家の堺屋太一氏 作家の堺屋太一氏

 小説や演劇の手法に「ドンデン返し」というのがある。積み上げた情景描写や登場人物の性格づくりとは関係なく、新しい事件を起こして急転直下、終局に持ち込む手法だ。

 作家が筋を進められなくなり、連載回数も予定の終わりが近付く。編集者からも「そろそろ結末を」とせっつかれる。こんな時に結末を急ぐ手段として使われるのが「ドンデン返し」、作家としては自慢できる手法ではない。

 保革対立構造から抜け出すか

 ところで、衆議院選挙を前にして、「民進党を解散、小池百合子東京都知事が立ち上げる新党に合流しよう」という前原誠司民進党代表の言動は、驚くべきドンデン返しだった。

 野党第一党で巨額の政党助成金を受け、つい5年前までは連立内閣の中核だった。その民進党が代表の一存で解党、「民進党から立候補を準備している者は、小池氏の作る新党『希望の党』に公認申請をしろ」というのだからすさまじいドンデン返しだ。

 民進党の人材が大量に新党に入れば、小池新党全体を民進党色に染め上げられるという深慮遠謀があったのだろうか。

 しかし、それも小池氏が「公認申請した民進党の候補者を全員受け入れる気はさらさらない」と念を押したことでかき消えた。

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