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【衆院選・激戦区を歩く】(3)東京12区 公・共対決、都議選で“決別”公明にしこり残す自民…共産「政権受け皿」も他党の支援鈍く

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【衆院選・激戦区を歩く】
(3)東京12区 公・共対決、都議選で“決別”公明にしこり残す自民…共産「政権受け皿」も他党の支援鈍く

JR王子駅前で候補者の演説に拍手する東京12区の有権者=12日、北区 JR王子駅前で候補者の演説に拍手する東京12区の有権者=12日、北区

 そんな中、応援に駆けつけた自民党の野田聖子総務相は「都議選で自公が分かれたことに、自民支持者には思いを持つ人が多いと聞いた。もう一度心をひとつにすることを願っている」とあえて指摘。自民支持層に都議選という「過去」との決別を迫った。

 しかし、野田氏が指摘した懸念はいまだに現場でくすぶる。「なぜ都議選で裏切った公明のために…」。公示前からこんな声が12区の自民関係者の間にはささやかれていた。こうした反発を察知した公明側にも「自民の動きが鈍い」と不信感が漂う。

 しこり解消に向けた窮余の策が、都議選落選で浪人中の高木氏を自民の比例名簿に載せるというものだった。ある自民都議は「12区の自民関係者のガス抜き。高木さんにとってはヒョウタンから駒だ」と語る。公明中堅都議も「自公連立は政権の要諦。官邸が動いた」とみる。小池氏が公明への配慮をうかがわせる中、関係回復に向けて自公両党は腹の探り合いをしている。

 希望が早々と出馬をとりやめたため、政権批判の受け皿は共産に絞られた。前回、小選挙区では次点に終わり比例復活となった池内氏は希望候補者不在の選挙に「論点明快。安倍政権をいかに終わらせるかだ。市民の政治を取り返す」と自信をみせる。街頭でも、「東京12区は連立政権の象徴。市民で風穴を開けましょう」と訴えかけている。

 ただ、政権批判の受け皿として支援を広げる態勢が万全とはいえない。陣営幹部は「他の政党の方の応援は今、調整中だ」としているが、立憲民主党など第三極結集への動きは鈍く、課題が残っている。

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