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【正論】「立憲」の旗を掲げるからには改憲は避けて通れない 埼玉大学名誉教授・長谷川三千子

衆院選2017特集 政治

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【正論】
「立憲」の旗を掲げるからには改憲は避けて通れない 埼玉大学名誉教授・長谷川三千子

埼玉大学名誉教授・長谷川三千子氏(瀧誠四郎撮影) 埼玉大学名誉教授・長谷川三千子氏(瀧誠四郎撮影)

 今回の選挙に臨んでは、その名も「立憲民主党」なる新党が登場しました。これで改憲を目指さなければならない党が、もう一つ増えた、ということになります。

 党を結成した枝野幸男氏自身は気づいておられないかもしれませんが、現行憲法のもとで「立憲」の旗を掲げるからには、改憲は避けて通れない道筋なのです。

≪尾崎行雄は何を語ったのか≫

 いったいどうしてそう言えるのか-そのことの道理をよく教えてくれるのが、9月30日付朝日新聞朝刊の記事「改憲の道理 主権者が吟味を」です。その冒頭には尾崎行雄著『政治読本』からの一文が掲げられています。「『ただ一貫したる道理によってのみ支配せられる。』これが立憲政治の精神である」

 近頃にわかに「立憲主義」「立憲政治」という言葉が復活してきて、多くの場合、これはただ、憲法は政権を縛り抑えるものである、という意味でのみ使われています。この記事の執筆者も、われわれ主催者は「憲法は、公権力に対する私たちからの命令であるという基本」を自覚しなければならない、と述べているのですが、これは立憲政治のほんの一面にすぎません。

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