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【外交・安保取材の現場から】外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身

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【外交・安保取材の現場から】
外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身

スイス政府の危機管理マニュアル『民間防衛』(日本語版)には核攻撃を想定したシミュレーションも詳述されている スイス政府の危機管理マニュアル『民間防衛』(日本語版)には核攻撃を想定したシミュレーションも詳述されている

 「『わが国では決して戦争はない』と断定するのは軽卒であり、結果的には大変な災難をもたらしかねない」(25ページ)

 「希望を確実な事実であるとみることは、常軌を逸した錯誤であろう。そこで、最悪の事態に備える覚悟をしておく必要がある」(26ページ)

 『民間防衛』は「敵」による核兵器の使用さえも想定し、徹底した準備をスイス国民に呼びかける。

 シェルター(避難所)の建設、長期の避難所生活に備えた食料の貯蔵、放射線に対する知識と防護法、核爆発に伴う圧力波に対する防護、爆発で生じた火災への対処や倒壊した家屋の下敷きになった行方不明者の救助法…。

 特に核攻撃を想定したシミュレーションはかなり具体的だ。根底にあるのは「われわれは、原爆が使用されてもあわてないように、平素からその準備をととのえておくことによって、初めて自分の国を守ることができる」(73ページ)との考えだ。

 もっとも発刊当時のスイス法務警察長官は「まえがき」で、「われわれは、脅威に、いま、直面しているわけではありません。この本は危急を告げるものではありません」とあらかじめ断っている。ただ、続けて「しかしながら、国民に対して、責任を持つ政府当局の義務は、最悪の事態を予測し、準備することです」とも述べ、政府の責任と義務を強調した。

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