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馬毛島の怨念か 行き場失う米空母艦載機 訓練移転が暗礁に 日米で政治問題化も

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馬毛島の怨念か 行き場失う米空母艦載機 訓練移転が暗礁に 日米で政治問題化も

米海軍横須賀基地(神奈川県)を出港する原子力空母ロナルド・レーガン 米海軍横須賀基地(神奈川県)を出港する原子力空母ロナルド・レーガン

 米軍横須賀基地(神奈川県)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが今月中旬、北朝鮮を牽(けん)制(せい)するため朝鮮半島近海に入る。空母艦載機は北朝鮮への米軍の大規模攻撃ではグアムの爆撃機と並び中核をなすが、艦載機の運用に支障を来す恐れのある問題が深刻化している。艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転をめぐり、防衛省と土地所有者の用地買収交渉が暗礁に乗り上げ、このままでは艦載機は行き場を失いかねない。

候補地浮上から10年

 FCLPは空母艦載機が陸地の滑走路を空母の甲板に見立てて離着陸をする訓練。ロナルド・レーガンが横須賀で整備や修理を受けている間、FA18戦闘攻撃機など艦載機のパイロットはFCLPにより技量を維持する。

 FCLPは昭和57年から厚木基地(同県)で行われていたが、騒音の深刻化で代替施設が確保されるまでの「暫定措置」として平成3年から硫黄島(東京都)で実施。暫定的ではなく、永続的な訓練候補地として浮上したのが馬(ま)毛(げ)島(鹿児島県西(にし)之(の)表(おもて)市)で、19年のことだった。

 それから10年たっても防衛省は土地を買収できていない。土地の価格をめぐり所有者側の要求と大きな隔たりがあるのが理由だ。

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