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【正論】枝野幸男氏の主張は筋が通っているのか 衆院選の憲法論議歓迎、自衛隊の存在を曖昧にするな 西修

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【正論】
枝野幸男氏の主張は筋が通っているのか 衆院選の憲法論議歓迎、自衛隊の存在を曖昧にするな 西修

駒沢大学名誉教授の西修氏(寺河内美奈撮影) 駒沢大学名誉教授の西修氏(寺河内美奈撮影)

 それには、米国の対日占領政策が起因しているが、ここでは触れない。

 公明党の姿勢にみられるごとく、自衛隊の合憲性は既定の事実であって、自衛隊明記に消極的な見解があるが、憲法学者の多数は自衛隊違憲説をとる。それに引きずられ、多くの国民の間に、自衛隊の合・違憲について、もやもや感が存在しているのは、歴然たる事実である。

 わが国の安全にとって不可欠な自衛隊を、憲法上、曖昧模糊(もこ)とした存在にしておくわけにはいかない。自衛隊の存在を憲法に明記することが、何よりも求められる。

 自民党は、党内の議論で「9条の1項と2項を残す」ということに限定せず、2項の「戦力不保持」「交戦権の否認」を削除したうえで、自衛隊を明記することも可能性の一つとして、今後の検討課題とした。選択の余地を広げたといえる。

 ≪「安保法制がなければぞっとする」≫

 この1カ月間の世論調査をみると、自衛隊を憲法に明記することについて、読売新聞(賛成51%、反対37%、同紙9月12日付)、産経・FNN合同(賛成59%、反対32%、産経新聞9月19日付)、朝日新聞(賛成39%、反対45%、同紙9月28日付)、NHK(賛成31%、反対22%、10月2日発表)と、朝日新聞を除き、賛成が反対を上回っている。

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