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【西論】日本の命運かかった選挙、真の国士よ出よ-北朝鮮危機乗り越え「半人前国家」から脱却を 論説委員・河村直哉

衆院選2017特集 政治

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【西論】
日本の命運かかった選挙、真の国士よ出よ-北朝鮮危機乗り越え「半人前国家」から脱却を 論説委員・河村直哉

衆院選が公示され、候補者の演説に集まった大勢の有権者ら=10日午前、東京・新宿駅前 衆院選が公示され、候補者の演説に集まった大勢の有権者ら=10日午前、東京・新宿駅前

 突然の野党再編で、混乱が際立つ中での選挙戦となった。

 しかし何より、この国の命運がかかった選挙であることを、候補者も有権者も、改めて肝に銘じたい。

 国の政治の目的とは何か。この国を保ち、よりよくしていくことにほかなるまい。

 今、日本は、戦後最大といってよい危機のさなかにある。いうまでもなく北朝鮮危機である。

 この危機にいかに備え、乗り越える道を示せるか。この点が最大の争点とされるべきだ。

 そもそも今の法体系と自衛隊の制度、装備で、この国を守りきれるだろうか。

 現憲法が要請するとされる専守防衛の立場は、敵基地攻撃能力という抑止力を日本が持つことを妨げている。すなわち日本の自衛力は十全ではない。こうした点をこそ中心に、憲法改正を堂々と論じてほしい。

 脅威をあおる必要はない。しかし北朝鮮有事の可能性も、現実にあり得るものとして念頭に置いておかねばならない。

 現憲法が描く平和は、高貴ではあるが理念にすぎない。平和は、現実の不断の努力によって守られるものである。

 有事の際、北朝鮮による拉致被害者を救出する手立ても、今の日本にはない。

 このような「半人前国家」から、日本は一日も早く脱却しなければならない。それができるかどうかは、有権者の判断にかかっている。

 今回、公約に憲法改正を掲げる政党が目立った。しかしまだ入り口にとどまっている印象はぬぐえない。選挙戦を通じての、議論の深まりを期待する。

 護憲を訴えてきた左派勢力は、では具体的にどうやって日本を守るのかを語るべきである。

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