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【衆院選】保身の権化のような政党が「身を切る改革」…どの口が言うか 希望の党公約発表

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【衆院選】
保身の権化のような政党が「身を切る改革」…どの口が言うか 希望の党公約発表

希望の党の政策発表会見で記者の質問に答える小池百合子代表=6日午前、東京・内幸町の帝国ホテル(酒巻俊介撮影) 希望の党の政策発表会見で記者の質問に答える小池百合子代表=6日午前、東京・内幸町の帝国ホテル(酒巻俊介撮影)

 小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」が6日に発表した衆院選公約に苦笑を禁じ得なかった。「国会議員みずから身を切る改革を…」。議員バッジほしさに「踏み絵」を踏む保身の権化のような集団が「身を切る」だって? とんだお笑い草ではないか。

 集団的自衛権行使を限定容認した安全保障法制を「憲法違反だ」と声高に批判していた多くの民進党前職が、現行法制を実質的に容認する「政策協定書」に署名し、希望の党の公認を得た。中には、平成27年7月の安保関連法案の衆院委員会採決の際、プラカードを掲げて頑強に議事進行に抵抗した者もいる。その変わり身の早さは凡俗の身にはとても理解できない。

 「踏み絵」を踏むほうも踏むほうなら、踏ませるほうも踏ませるほうである。

 8月に民進党を離党して希望の党の結党メンバーに名を連ねた細野豪志元環境相は「選別」する立場として次のように語った。

 「『安保法制白紙撤回』ということでは、北朝鮮の問題に対応できない」

 かつての仲間たちに高飛車な態度で迫った細野氏だが、安保関連法案の衆院採決をボイコットした当時の民主党で政調会長を務めていた。「党の方針だから仕方なく従った」という一般議員の言い訳なら百歩譲って理解してもいいが、細野氏は当時の政策責任者である。何をか言わんや、ではないか。

 打算も保身もご都合主義も包摂する「寛容」(希望の党綱領)な党の体質に恐れ入るばかりだ。(松本学)

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