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【衆院選】公示目前、思わぬ沈黙 知事選と重なる宮城、公選法規定で活動制限

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【衆院選】
公示目前、思わぬ沈黙 知事選と重なる宮城、公選法規定で活動制限

衆院選と県知事選が重なった宮城県。知事選告示で衆院選の立候補予定者は公示まで選挙活動を制限されることになる=5日、仙台市青葉区(千葉元撮影) 衆院選と県知事選が重なった宮城県。知事選告示で衆院選の立候補予定者は公示まで選挙活動を制限されることになる=5日、仙台市青葉区(千葉元撮影)

 選管では個人の活動は制限しないとしているが、線引きはあいまいだ。同県では現職知事が公示前に特定の候補者の名を挙げて投票を呼びかけ、公選法違反の可能性が指摘されたばかりで、衆院選の各陣営はより慎重になっている。

 県内で4日に街頭に立った無所属の立候補予定者は「マイクを使った演説は当面できなくなる」と表情を曇らせていた。

 国政選と首長選などが重なることは、準備を進める選管にとっても頭が痛い。

 衆院選と市長選、市議補選が重なる川崎市では、最高裁裁判官の国民審査も含め最大で5つの投票箱が必要になり、保有数が不足する事態に。衆院選の区割り変更もあり、担当者は「いつもと違う点が多く、万が一にも間違えないよう神経をとがらせている」と気をもんでいた。

 29日に市長選と市議補選の投開票が行われる長野市では、市議会から「投票率が下がりかねない」などとして衆院選との「同日選」を求める声も上がっていたが、同市選管は予定通り29日に行うことを決定。有権者の混乱や職員のミスなどが懸念される上、日程を再び周知する費用がかさむことを考慮した。

 一方、11月12日に投開票を予定していた千葉県柏市長選は、衆院選と同日選に切り替えた。同日選で大幅な投票率アップが見込め、何よりも経費が少なくとも2500万円節減できるためだ。ただ、同市選管の7人の職員では手が回らず、11人増員して選挙事務に奔走。担当者は「何が起こるか分からないので準備を徹底したい」と話していた。

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