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沖縄地方議員が新政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」旗揚げへ 翁長知事勢力を衆院選へ再構築

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沖縄地方議員が新政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」旗揚げへ 翁長知事勢力を衆院選へ再構築

新政策集団の設立総会に出席する予定の翁長雄志沖縄県知事 新政策集団の設立総会に出席する予定の翁長雄志沖縄県知事

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設阻止で翁長雄志(おなが・たけし)知事を支持する県内市町村議約30人が10月11日、政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」を旗揚げすることが23日、分かった。平成26年の前回知事選で翁長氏を支えた「オール沖縄」勢力を再構築し、来る衆院選と来秋の知事選での勝利につなげる狙いがある。裏を返せば、結束にほころびが見え始めている「オール沖縄」勢力の焦りが浮かび上がる。(高木桂一)

 関係者によると、新政策集団の共同代表には翁長知事に極めて近い金城徹・前那覇市議らが就任し、10月11日の設立総会には翁長氏も出席する予定。名称の「にぬふぁぶし」は北極星を意味する。同10日に衆院選の公示が想定されており、まさに決戦さなかの発足となる。

 辺野古移設阻止で集結する「オール沖縄」勢力は26年の前回衆院選で、直前の知事選での勝利の余勢をかって県内全4選挙区で自民党を退けた。

 しかし、「オール沖縄」勢力は今年実施された宮古島、浦添、うるまの県内3市長選で新人を支援したが自民党が推す現職・前職に全敗し、7月の那覇市議選でも退潮を印象づけた。

 来秋の知事選の前哨戦となる今回の衆院選で自民党は、「最低2選挙区は取り返す」(県連関係者)と手ぐすねを引く。迎え撃つ「オール沖縄」勢力は、翁長氏を支持する「保守・中道系」市町村議の結集により穏健なイメージの全県への浸透を図り、瓦解(がかい)の流れを食い止めたい考えだ。

 ただ、関係者は「新政策集団に参加するのは大半が革新系だ」と明かす。駆け込み的に結成される政策集団が担うのは、選挙のために弥縫(びほう)策として「保守」を装う、苦し紛れの作戦だといえそうだ。

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