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【北ミサイル】日本単独で迎撃できず 射程外…米依存に疑問の声も

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【北ミサイル】
日本単独で迎撃できず 射程外…米依存に疑問の声も

ミサイル破壊措置のイメージ ミサイル破壊措置のイメージ

 能力面でも限界がある。イージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)は最高高度約500キロとされ、今回のミサイルには届かない。日米両政府は高度1000キロ以上の改良型SM3を共同開発しているが、実戦配備は平成33年度まで待たなければならない。

 MDでは早期警戒衛星が発射兆候を探知し、この情報を基にイージス艦と地上のレーダーがミサイルを追尾する。イージス艦は日米とも保有し、瞬時に情報共有する「データリンクシステム」を搭載している。ただ、日本は早期警戒衛星を持っておらず、兆候の探知は米軍に依存しているのが実情だ。元政府高官は「早期警戒衛星の情報はどうしてもタイムラグが生じてしまう」と明かす。

 米本土から早期警戒衛星の情報は数十秒で防衛省に届くとされるが、米国の協力なくして成り立たないことに変わりはない。元海将の金田秀昭氏は「米国独自の判断で衛星データが止められてしまうことも考えなければならない」と語り、政府・自民党の一部で必要論がある独自衛星の保有を支持する。

 とはいえ、独自衛星の保有は多額の財政負担を強いられるため政府内にも慎重論が根強い。

 菅義偉官房長官は15日の記者会見で、「日米の連携は極めてスムーズに行うことができている。現行の中で国民の安全・安心はしっかり確保できる」と述べた。 (杉本康士、千葉倫之)

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