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北方領土共同経済活動 養殖など5項目合意へ 7日に日露首脳会談

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北方領土共同経済活動 養殖など5項目合意へ 7日に日露首脳会談

 【ウラジオストク=大橋拓史】安倍晋三首相は7日、ロシア極東ウラジオストクでプーチン露大統領と会談する。北方領土での共同経済活動に関し、海産物の養殖や温室野菜栽培など5項目の事業を優先的に進めることで合意する見通しだ。日露両政府は5項目の事業を具体化するため、今秋をめどに2回目の現地調査団を派遣する方向で調整している。

 首相は6日、ウラジオストク入りした。出発に先立ち、官邸で記者団に「共同経済活動、元島民の自由な往来をさらに具体化させ、平和条約の問題を進展させていきたい」と強調した。

 合意する見通しの5項目の事業には、ほかに北方領土の観光ツアー、風力発電、ゴミの減量対策が挙がっている。具体化に向けた協議を加速させるため両首脳は関係省庁の局長級でつくる作業部会を設置し、早期の実現を目指す構えだ。

 両政府は昨年12月の首脳会談で共同経済活動の実施を決めた後、外務次官級協議を2回開き、6月に官民調査団を北方領土に派遣した。視察結果などを踏まえ実現可能性が高く地元の要望も強い分野を選定した。

 北方領土の経済活動とは別に、両政府が取り組む経済協力の8項目について、エネルギー開発や医療分野などで約30の合意文書を交わす方向だ。首相は6日、旧ソ連時代に抑留され死亡した日本人の慰霊碑を訪れた。7日午後はロシア極東や太平洋地域の発展を議論する東方経済フォーラムの全体会合で演説する。

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