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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】再エネの出力変動対策は急務の課題 東北電力の現場で需給運用の難しさ実感

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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】
再エネの出力変動対策は急務の課題 東北電力の現場で需給運用の難しさ実感

東北電力研究開発センターの屋上に設置された太陽光発電設備 東北電力研究開発センターの屋上に設置された太陽光発電設備

 出力監視モニターでは、24時間の運用計画と実際の発電量の変化をグラフで見ることができます。見学した当日は晴天でしたが、運用計画と実際の発電量のズレはほとんど見られませんでした。

 「太陽光の瞬間的な大きな出力変動は人が調整しますが、太陽光の出力に大きな影響を与えるのは日射量です。さらなる予測精度の向上を図るため、昨年より気象庁が配信する5キロメートルないし20キロメートルメッシュの気象予報データを基に、当日から週間にかけての日射量を予測し、太陽光発電設備の出力を予測しています」

 今年4月末現在、東北電力管内の太陽光の系統連系量は330万キロワット、風力は82万キロワット。今後導入される予定の系統連系承諾済みの太陽光は559万キロワット、系統連系候補者の風力は173万キロワットとなっています。さらに再エネを系統に受け入れるには、電力会社間をつなぐ連系線、基幹系統やローカル系統をそれぞれの特性を踏まえて増強する必要性が議論されていますが、当面は既存系統でいかに再エネの出力変動対策を行うかが重要です。

水素組み合わせ効率化

 再エネの出力変動対策として水素の活用を研究している東北電力研究開発センター(仙台市)に移動し、小松原宏所長(当時)に案内していただきました。同センターの屋上には50キロワットの太陽光パネルが設置され、屋上から見下ろすと、水素製造装置、水素貯蔵タンク、燃料電池(9.9キロワット)、蓄電池(50キロワット)などからなる水素製造システムが整然と並んでいます。

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