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【北ミサイル】PAC展開「悠長に検討、余裕ない」 防衛省幹部に焦り「初めて迎撃ミサイル発射迫られるかも」 

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【北ミサイル】
PAC展開「悠長に検討、余裕ない」 防衛省幹部に焦り「初めて迎撃ミサイル発射迫られるかも」 

防衛省の敷地内に配備されているPAC3=7月29日、東京都新宿区(桐山弘太撮影) 防衛省の敷地内に配備されているPAC3=7月29日、東京都新宿区(桐山弘太撮影)

 防衛省では急ピッチでミサイルの迎撃態勢の検討などに追われた。自衛隊幹部は北朝鮮が4発の同時発射を検討していることに「4発のいずれかに不具合が生じる可能性は少なからずある」と指摘する。不具合でミサイルの部品が脱落して日本領土に着弾する恐れがあれば迎撃対象となるため、「初めて迎撃ミサイルの発射を迫られるかもしれない」と警戒感を強める。

 上空を通過することが想定される島根、広島、高知3県の周辺に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開させるには時間がかかり、防衛省幹部は「悠長に態勢を検討している余裕はない」と話す。過去には北朝鮮からフィリピン沖へのミサイル発射に伴い沖縄にPAC3を緊急展開したことがあるが、「山陰や中四国に展開させる方法などは一から検討しなければならない」と焦りもにじませる。

 11日からの3連休やお盆を前に長期休暇に入っていたり、これから休暇に入ったりする隊員も多いが、自衛隊幹部は「休暇どころではなくなった。警戒や迎撃のオペレーションに当たる隊員のみならず、防衛省・自衛隊を挙げて対応する必要がある」と語った。

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