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【3×3安倍内閣】劣化する自民党 「1強」にあぐらをかき手練手管失う 「魔の2回生」は相変わらず…

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【3×3安倍内閣】
劣化する自民党 「1強」にあぐらをかき手練手管失う 「魔の2回生」は相変わらず…

新体制で行われた3日の自民党役員会。各派閥の思惑が複雑に交錯する=東京・永田町の党本部(福島範和撮影)  新体制で行われた3日の自民党役員会。各派閥の思惑が複雑に交錯する=東京・永田町の党本部(福島範和撮影) 

 自民党内の権力闘争もお粗末な状況になっている。

 首相が小泉純一郎だった17年6月、元幹事長の故加藤紘一が、首相の靖国神社参拝を政局に転化させようと議連「靖国問題勉強会」の発足に動くと、安倍は即座に「平和靖国議連」を立ち上げ、機先を制した。

 最近は権力闘争の武器としての議員連盟の活動に関し、沈滞ムードが漂う。

 先の党総裁選では、無投票再選阻止を目指す若手議員が「分厚い保守政治を目指す若手議員の会」を立ち上げると、安倍に近い議員が「文化芸術懇話会」を発足させて対抗した。ところが、会合で出席議員が「マスコミをこらしめる」などと不規則発言を連発させ、逆に安倍の再選支持派を困らせた。

 「安倍1強」にあぐらをかくうちに議員の劣化は確実に進んでいる。勉強不足、選挙の準備不足だけではない。時々の政権の原動力にもなった権力闘争の手練手管も失われつつある。こんな体たらくで憲法改正を発議することができるのか。安定した政権運営で国民の負託に応えることができるのか。=敬称略

 (沢田大典、石鍋圭)

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