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【3×3安倍内閣】改造の主眼は来年秋の総裁選にあった…「ポスト安倍」を懐柔し、真綿でじわりと絞める 目算狂った目玉人事も…

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【3×3安倍内閣】
改造の主眼は来年秋の総裁選にあった…「ポスト安倍」を懐柔し、真綿でじわりと絞める 目算狂った目玉人事も…

閣議に臨む安倍晋三首相(右)と茂木敏充経済再生担当相=4日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影) 閣議に臨む安倍晋三首相(右)と茂木敏充経済再生担当相=4日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 安倍内閣は「岩盤の4割」という強固な支持層に支えられてきた。その岩盤がいとも簡単に割れたどころか、政権が転覆しかねない危険水域に突入した。

 もはや選択の余地はなかった。悩んだ末に岸田を政調会長に起用した。岸田派からは、防衛相に小野寺五典、文部科学相に林芳正、法相に上川陽子、1億総活躍担当相に松山政司の4人を一挙に入閣させた。

 岸田は素直に喜んだが、果たしてよいのか。入閣した4人は「人質」ではないのか。敵を間近に置いて真綿で絞め続ける戦術は、森喜朗の得意技だった。その弟子である安倍もその術(すべ)をよく心得ている。

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 7月25日午後、茂木はインド外遊を理由に首相官邸を訪れ、1時間弱、安倍と向き合った。

 「憲法改正をやるにも、どんな政策をやるにも内閣支持率を回復させない限り前に進みませんよ。支持率を上げることに寄与することで政権をお支えしたい」

 茂木が切々と語るのを、安倍はうなずきながら聞き入った。

 譲位関連法案の与野党協議などを通じ、安倍は茂木の能力を高く評価している。その茂木が外相を希望していることは人づてに聞いている。政策通で英語も堪能。外相も難なくこなすに違いない。

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