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【野口裕之の軍事情勢】中国の宇宙制覇に手を貸すドイツ 独の悪癖「チャイナ愛」で自衛隊保有の米軍最新鋭戦闘機の技術が流出か

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【野口裕之の軍事情勢】
中国の宇宙制覇に手を貸すドイツ 独の悪癖「チャイナ愛」で自衛隊保有の米軍最新鋭戦闘機の技術が流出か

7月4日、会談に先立ちベルリン市中心部のブランデンブルク門を訪れた中国の習近平国家主席(右)とドイツのメルケル首相(中央)=ロイター 7月4日、会談に先立ちベルリン市中心部のブランデンブルク門を訪れた中国の習近平国家主席(右)とドイツのメルケル首相(中央)=ロイター

 ドイツの半導体製造装置メーカー・アイクストロンの、中国・福建芯片投資ファンドによる買収劇には、さすがに「待った」がかかったが、わが国政府も検証しなければならぬ事案であった。

 ドイツ政府は2016年9月、アイクストロン買収を一旦は承認したが、再審査する方針へと転換。その後、米国政府が安全保障上の理由から米子会社の買収を認可しなかった状況を理由に、福建芯片投資ファンドの側が買収を放棄した。半導体製造装置が軍事技術の一角を形成することは、承認を担う官庁では常識中の常識だ。ドイツ経済エネルギー省は「承認当時に安全保障関係の情報を把握していなかった」と説明するが、にわかには信じがたい。

 米国は半導体大手への出資を阻止するなど、中国の「知的財産強奪犯」を追っ払ってはいる。トランプ大統領も、ドイツの政府やメディアが発する反省・悲鳴を通し、中国の正体を看破するときだ。総合すると、こう言っている。

 「ドイツ国内で中国企業はドイツ企業を自由に買いあさる。反面、ドイツからはフォルクス・ワーゲン(VW)などが歴史的と形容できるほど古くより中国市場に進出するが、外資の出資比率は半分以下に制限され、投資は厳しく規制されたまま。誰もが同じルールでプレーする必要がある。中国は市場アクセスや企業買収を事実上不可能にしている」

 「独中関係はパートナーではなくライバルになった。ドイツ企業買収のハードルを上げねばならない」

 「EUは加盟国政府に、非EU企業の株式保有を阻止したり、条件を厳格化したりする権限を与えないといけない」

 「買収が中国の国策と化している。国家に支配された企業の技術獲得は、外国投資とは分けるべきだ」

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