産経ニュース

【野口裕之の軍事情勢】米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮の金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖

ニュース 政治

記事詳細

更新

【野口裕之の軍事情勢】
米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮の金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖

北朝鮮の労働新聞が6月9日掲載した、ミサイル発射実験に立ち会う金正恩朝鮮労働党委員長の写真(共同) 北朝鮮の労働新聞が6月9日掲載した、ミサイル発射実験に立ち会う金正恩朝鮮労働党委員長の写真(共同)

 日本の情報機関の関係者と北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩・委員長について話すと、時折話題になるのが「酒量の変化」だ。金委員長は毎夜、高級なワインやウイスキー、コニャックを浴びるように飲むらしい。生来の左党に加え、「恐怖」を酒で紛らわせているとみる情報機関関係者は多い。「恐怖」源は米国だ。米国は、無人偵察機+無人攻撃機+特殊作戦部隊+北朝鮮国内の協力者…などを駆使して、金委員長除去を図る《斬首作戦》を立案済み。しかも、米国や韓国のメディアに盛んにリークして、金委員長に「眠れぬ夜」を“プレゼント”している。情報に接してはいないが、酒量が「2倍」に増えたとしたら、「恐怖」も2倍になったといえるのかもしれない。新たな「恐怖」源は中国である。(※7月3日にアップされた記事を再掲載しています)

 過日、専門家と行ったシミュレーションでは、結果の一つとして《中国による斬首作戦》が導き出された。シミュレーションは、朝鮮戦争(1950~53年休戦)や《中朝友好協力相互援助条約》などのファクターをインプットして行ったが、《米国による斬首作戦》に比べ、成功確率は格段に高かった。北朝鮮と「米帝国主義」を向こうにまわし、朝鮮戦争を戦い「血の友誼」を固めた中国がなぜ?

中国人民解放軍が中朝国境=鴨緑江を渡河し、北朝鮮に雪崩れ込む!?

 まずは、朝鮮戦争のお復習いを。 

 1950年6月、北朝鮮・朝鮮人民軍は南北武力統一を謀り38度線を越えて韓国に侵攻した。奇襲攻撃に、米軍供与の重火器はわずかで戦車も無かった韓国軍は敗走を重ねてソウルを失い、朝鮮半島南端の釜山周辺まで追い詰められた。開戦直後、国連安全保障理事会は北朝鮮非難決議を採択。米軍を核とする「国連軍」が韓国に派遣された。

続きを読む

このニュースの写真

  • 米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮の金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖
  • 米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮の金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖

「ニュース」のランキング