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【豊洲問題】地下水の追加対策 工期なお8カ月

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【豊洲問題】
地下水の追加対策 工期なお8カ月

築地市場(下)と豊洲市場(上)=20日午後、東京都(共同通信社ヘリから) 築地市場(下)と豊洲市場(上)=20日午後、東京都(共同通信社ヘリから)

 東京都は今後、豊洲市場で約8カ月間かけて安全性を高める追加工事の実施や、環境影響評価(アセスメント)の手続きを経て開場日を決定する。早ければ来年5月の大型連休明けにも開場できる見通し。都は、土壌汚染対策の一つに位置づけられていた主要建物下の盛り土をせずに地下空洞を設置。この空洞内に地下水が入り込み、気化した水銀が国の指針値を超える事態になった。

 こうした状況を踏まえ、専門家会議は地下空洞への対応を検討。追加対策案では、気化した有害物質が地下空洞に侵入し、1階部分に入ることを防ぐため、地下空洞の底をコンクリートで覆い、換気設備を整備。工期が約8カ月で、工事費と65年間の維持費で総額40億~50億円。

 さらに、地下水をくみ上げて浄化する地下水管理システムの揚水機能を強化。工事費に20億~25億円を要し、年間維持費は現状の約2億4000万円に5000万~6000万円の上乗せになる見込み。工期については精査中だが、1年未満とみられるという。

 一方、アセス評価書は敷地全体に盛り土がある前提になっていたため、追加工事を入れて変更する必要がある。アセスをやり直す場合は長くて15カ月程度かかるが、修正なら1~2カ月で済む。開場日は業界団体と調整して決め、農林水産相への許可申請も行う。追加工事とアセス修正で対応すれば、来年5月の大型連休明けには開場できる見込みだ。

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