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【変わり始めた平和教育】(上)「反基地・反米」な沖縄の平和教育検証 守るために戦った人の思いも大事に 市川市平和教育推進会議

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【変わり始めた平和教育】
(上)「反基地・反米」な沖縄の平和教育検証 守るために戦った人の思いも大事に 市川市平和教育推進会議

航空自衛隊那覇基地に残された砲台と、慰霊碑の「同期の桜」=那覇市 航空自衛隊那覇基地に残された砲台と、慰霊碑の「同期の桜」=那覇市

 同行した食育料理研究家の加藤イセ子さん(79)は「兵士たちの御霊(みたま)に郷里の味を届けたい」と、持参した手作りのだしでみそ汁を作り、慰霊碑に供えた。ここには、修学旅行生や観光客が訪れることもない。

 防衛大出身で沖縄県隊友会の会長を務める藤田博久さん(63)は「沖縄の平和教育は、感情的でお涙ちょうだいの部分があり、違和感がある。ひめゆりの塔も、反基地・反米に政治利用されてしまっている」と話す。

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 平和教育推進会議の視察は、昭和20年4月の米軍上陸以後の南下ルートをたどった。高地から高地へと防戦を繰り返し、糸満市の最南端の地へ向かう行程だ。これに対し、修学旅行は全体の日程や那覇空港の立地から、平和祈念公園を起点に北上するケースが多い。

 沖縄市の市史編纂(へんさん)に携わる平和学習案内人の伊佐真一朗さん(32)は「修学旅行のコースは固定化してしまい、沖縄戦の実態を理解するのは難しい。壕やガマ(洞窟)を真っ暗にして怖がらせることだけが、戦争体験ではない」と言う。

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