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円とアジア通貨の直接交換 「脱ドル依存」へ包括策

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円とアジア通貨の直接交換 「脱ドル依存」へ包括策

 財務省は12日、関税・外国為替等審議会分科会を開き、円やアジア各国の通貨の包括的な利用拡大策を提示した。円とアジア各国の通貨を直接交換できる仕組みを創設することなどが柱。ドルを介さない取引を増やすことでアジア経済のドル依存の脱却を促し、域内経済の活性化を目指す。国際化を目指す中国人民元に対抗し、アジアでの円の価値を高める狙いもある。

 通貨の直接交換はまず、円建て取引の需要が見込めるタイのバーツとの間で推進する。現地の邦銀支店が保有できるバーツの上限額(3億バーツ=約10億円)の緩和をタイ政府に要望する。

 現在は、円とバーツを交換する際に円を基軸通貨であるドルに交換してから、バーツに両替する方法が一般的。円とバーツの直接交換が可能になれば、米国の経済情勢によるドルの為替変動の影響を緩和できるほか、企業の資金調達コストの低減につながる。

 また、国内に限っている全国銀行協会の円決済システムをアジアに展開する邦銀の海外支店にも開放し、円の海外送金の迅速化を図る。ドルやユーロ、人民元など複数の通貨で即日に資金決済できる香港のような仕組みを目指す。

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