産経ニュース

受動喫煙防止法案、今国会の成立断念 自民政調と塩崎恭久厚労相の信頼崩壊 迷走重ねた調整   

ニュース 政治

記事詳細

更新


受動喫煙防止法案、今国会の成立断念 自民政調と塩崎恭久厚労相の信頼崩壊 迷走重ねた調整   

 これに対し、茂木敏充政調会長、田村憲久政調会長代理、渡嘉敷奈緒美厚労部会長らが自民党案をまとめたのは5月上旬。自民党案では中小の飲食店の影響を指摘する声が強いことにも配慮。業態による分類はせず、「飲食店」としてひとくくりにした上で、神奈川、兵庫両県の条例に準じ、客室面積は100平方メートル以下、厨房(ちゅうぼう)は50平方メートル以下の計150平方メートル以下を規制対象外にした。

 厚労省案に比べ規制が緩んだ形となったが、規制強化を訴えていた党受動喫煙防止議連の山東昭子会長らも譲歩し、自民党案を受け入れた。現状より受動喫煙の実態が改善に向かうことを優先したからだった。

 規制推進派から事前に理解を取り付けた以上、塩崎氏もすんなり自民党案をのむだろう-。自民党の厚労部会関係者らがそう踏む中、茂木、塩崎両氏による「トップ会談」が5月24日、都内で行われた。

 しかし、予想に反して塩崎氏の回答は「厚労省案じゃないとダメだ」の一点張りだった。同席した田村氏は渡嘉敷氏に電話をかけ、「決裂した。塩崎氏は1ミリも寄ってこなかった」と伝達。翌25日に厚労部会を開く予定でいた渡嘉敷氏は周囲にこうつぶやいた。

 「異常事態だ。まさかの大臣の抵抗だ」

続きを読む

このニュースの写真

  • 受動喫煙防止法案、今国会の成立断念 自民政調と塩崎恭久厚労相の信頼崩壊 迷走重ねた調整   

「ニュース」のランキング