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F35国内生産初号機公開、技術基盤の向上が課題

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F35国内生産初号機公開、技術基盤の向上が課題

お披露目された国内生産初号機のF35A戦闘機。神事が執り行われた=5日午前、愛知県豊山町(彦野公太朗撮影) お披露目された国内生産初号機のF35A戦闘機。神事が執り行われた=5日午前、愛知県豊山町(彦野公太朗撮影)

 F35ステルス戦闘機は日本企業が製造に参画しているが、戦闘機生産技術基盤の維持・向上が今後の課題だ。日本企業では三菱重工業が最終組み立て、他の2社がエンジンの組み立てやレーダーの部品の製造などを担う。ただ、最終組み立ては米ロッキード・マーチン社などから提供された部品の溶接や塗装だけで「プラモデルを作るようなもの」(防衛省幹部)とされる。

 レーダーなどの部品製造も全体のごく一部に限られる。これでは空自のF15やF4のようにライセンス料を支払い、部品の大半を製造する「ライセンス国産」とは異なり、技術基盤の向上にはつながりにくい。

 国内での本格的な戦闘機製造は平成23年度のF2の調達終了で途絶え、その後は東日本大震災の津波で水没したF2の機体を活用し、昨年度までに13機の修復・製造をしただけだ。

 防衛装備庁は国産初のステルス戦闘機「先進技術実証機」(通称・心神、正式名称・X2)を開発、機能を検証している。蓄積された技術を活用し、新たな戦闘機の国産に踏み出すかについて30年度までに判断する方針だ。

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