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国連人権理事会の特別報告者・ケイ氏、政府説明“黙殺” 報告に「第2のクマラスワミ」懸念

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国連人権理事会の特別報告者・ケイ氏、政府説明“黙殺” 報告に「第2のクマラスワミ」懸念

 「最初から結論ありき、だった」。国連人権理事会の特別報告者、デービッド・ケイ氏が6月中に理事会に提出する「訪日報告書」の草案を読んだ政府関係者は、こう吐き捨てた。

 ケイ氏が昨年4月に来日した際、政府は外務省、総務省、法務省などの高官との面会を調整し、政府見解を説明する機会を設けた。だが、ケイ氏が独自のルートで非政府組織(NGO)関係者や報道関係者から聴取した意見や訴えの方が、草案に色濃く反映された。

 ケイ氏が日本滞在中から「教科書から慰安婦問題の記述が削除された」などと言っていたことを思うと、基本線はこの頃に固まっていたことがうかがえる。

 特別報告者の報告書には法的な拘束力はない。しかし、1996年には特別報告者のクマラスワミ氏が慰安婦を「性奴隷」と位置づける報告書を提出し、韓国政府や日本の活動家らに利用された苦い経験がある。このままだと、「第2のクマラスワミ報告書」と化す恐れもあるだろう。

 ただ、今回の事態を招いた一因はケイ氏を招待した政府自身にもあるといえる。「訪問を断っている国だってあるのに…。無思慮過ぎるのではないか」との声が政府内からも漏れる。

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