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【前文科次官会見詳報(2)】前川喜平氏「極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。公平公正であるべき行政のあり方がゆがめられた」

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【前文科次官会見詳報(2)】
前川喜平氏「極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。公平公正であるべき行政のあり方がゆがめられた」

前文部科学事務次官の前川喜平氏(左)が行った会見には多くの報道陣が集まった=25日午後、東京都千代田区(福島範和撮影)  前文部科学事務次官の前川喜平氏(左)が行った会見には多くの報道陣が集まった=25日午後、東京都千代田区(福島範和撮影) 

 愛媛県今治市、広島県の国家戦略特区において、今治市における新しい獣医学部の新設に向けて、新たな追加規制改革を行うかどうかは、2015(平成27)年から既に検討課題にはなっていた。

 ただ、検討するにあたっては、閣議決定で「日本再興戦略改定2015」というものがある。2015年6月に閣議決定されたこの日本再興戦略の中で、新たな獣医学部の新設を認めるかどうかを検討するにあたって4つの条件があると示した。

 それは、現在の提案次第による既存の獣医師養成ではない構想が具体化する。2つ目は、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになる。さらに、それらの需要について、既存の大学学部では対応が困難である。4つ目に、近年の獣医師の需給の動向を考慮しつつ全国的な見地から検討する。こういう4つの条件のもとで検討することが閣議決定で決まっていた。

 だから、獣医師養成の大学の新設を、もし追加規制改革で認めるなら、この4つの条件に合致していることが説明されないといけないが、私は4つの条件に合致していることが実質的な根拠をもって、示されているとは思えない。

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