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【正論】この10年、北朝鮮に時間を与えすぎた 核保有国に軍事手段は困難、やるべきことは… 拓殖大学総長・森本敏

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【正論】
この10年、北朝鮮に時間を与えすぎた 核保有国に軍事手段は困難、やるべきことは… 拓殖大学総長・森本敏

拓殖大学総長・森本敏氏(荻窪佳撮影) 拓殖大学総長・森本敏氏(荻窪佳撮影)

 米国の研究所は北朝鮮の動向と韓国選挙の関係をデータ分析して、選挙後1週間内に挑発があるとの結論を導き出していた。その通り、5月14日に新型弾道ミサイル発射が行われたので驚かなかったが、ミサイル開発の着実な進展は大きな懸念である。

≪太陽政策の繰り返しは避けよ≫

 この挑発の目的は米国に対する抑止力の示威である。就任演説で「条件が整えば」北朝鮮に行くと言っていた文在寅・韓国大統領にとっても水を浴びせられた形になった。とはいえ、文在寅大統領はこの選挙公約の実現は決心していると思う。

 金大中・盧武鉉政権と続いた太陽政策は結局、北朝鮮に食糧援助などを取られただけで核凍結はうまくいかなかった。米国も同様の結果となり、オバマ政権は「対話のための対話はしない」といって米朝対話から手を引いた。

 ところがトランプ大統領は、条件が整えば金正恩朝鮮労働党委員長と会ってもよい、と言っている。文在寅大統領は米韓同盟を重視する姿勢を見せており、北朝鮮に接触する条件を米国と協議するだろう。

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