産経ニュース

【国を守る覚悟】根本的に変容する「パワーバランス」 “タテマエ”の防衛政策を転換せよ

ニュース 政治

記事詳細

更新

【国を守る覚悟】
根本的に変容する「パワーバランス」 “タテマエ”の防衛政策を転換せよ

米海軍補給船の防護に向かう護衛艦「いずも」 米海軍補給船の防護に向かう護衛艦「いずも」

 わが国から戦争を仕掛けることはなくても、他国から仕掛けられることは予期しておかねばならない。そのとき、日本が即応反撃する手段や備えを怠り、米国に頼るばかりでは国は守れない。米軍の能力にも時間的、空間的な限界があるのだ。

 周辺国が軍事力を大幅に増強しているにもかかわらず、自衛隊の整備、運用方針が受動的で、抑制的かつ軍事的合理性の乏しい“タテマエ”のままで、国を守れるか心配だ。国家戦略を定めた現在こそ、この否定的で、原則的言い訳がましい防衛政策を転換すべきときである。

 ■火箱芳文(ひばこ・よしふみ) 1951年、福岡県生まれ。74年3月、防衛大学校(18期生)卒業後、陸上自衛隊に入隊。第3普通科連隊長(名寄)、第1空挺団長(習志野)、第10師団長(名古屋)、防大幹事(副校長、横須賀)、中部方面総監(伊丹)を歴任し、2009年3月に第32代陸上幕僚長に就任。東日本大震災に陸幕長として対応した。11年8月に退官。現在三菱重工業顧問、国家基本問題研究所理事、偕行社理事、筑波大非常勤講師、全日本柔道連盟常務理事などを務める。柔道5段。著書に『即動必遂』(マネジメント社)。

「ニュース」のランキング