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【韓国新政権】首相候補に知日派指名は文在寅大統領のサプライズ人事 対日関係改善模索を印象付け

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【韓国新政権】
首相候補に知日派指名は文在寅大統領のサプライズ人事 対日関係改善模索を印象付け

記者会見する韓国の文在寅大統領と(左2人目から)首相候補の李洛淵・全羅南道知事、国家情報院長候補の徐薫氏、大統領秘書室長に任命された任鍾●(=析の下に日)氏=10日、ソウルの大統領府(共同) 記者会見する韓国の文在寅大統領と(左2人目から)首相候補の李洛淵・全羅南道知事、国家情報院長候補の徐薫氏、大統領秘書室長に任命された任鍾●(=析の下に日)氏=10日、ソウルの大統領府(共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅大統領は10日の就任直後に李洛淵(イ・ナギョン)・全羅南道知事(64)を首相候補に指名した。李氏は韓国政界での“知日派”として知られ、日本の政界や外交関係者にも知己が多い。日韓関係に関わる者には、まさにサプライズ人事だ。

 9日投開票の大統領選で勝利した文氏は、特に全羅道で圧倒的な票を集めた。李氏の起用は全羅道を十分に意識したものだ。

 しかし、真意はともかく、日本側には“反日”のイメージが強い文氏が、日本を熟知した李氏に白羽の矢を立てたことで、対日関係改善を意識した人事だと印象づけることができる。

 文氏は選挙期間中、外交ブレーンに金基正・延世大学教授を起用。金氏は2015年の慰安婦問題をめぐる日韓合意について「再交渉という表現は使わず、(日本政府も応じやすい)後続措置ということで問題を解決する」との個人的な案を明らかにしており、現実的な日韓関係の重要性は熟知している。

 ソウルの外交筋は、文政権の対日外交について「いきなり露骨に強硬な姿勢では臨まないだろう」と展望する。文氏が慰安婦問題など「歴史認識」をめぐる問題と経済などを切り離す日本との「ツー・トラック外交」を掲げているためだ。しばらくは外交手法を静観する必要性を指摘する。

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