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【憲法施行70年】自民党、保守色強めた「24年改憲草案」を棚上げ 野党との協調路線を優先し、党内に不満も

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【憲法施行70年】
自民党、保守色強めた「24年改憲草案」を棚上げ 野党との協調路線を優先し、党内に不満も

 3日で施行から70年を迎えた日本国憲法は、改正されていない成文憲法の中では世界最古の憲法となっている。国会での改憲議論は停滞しているが、過去には政党や政治家、民間団体、メディアがさまざまな改憲案を提起し、機運が盛り上がったこともあった。それらを見ると、自衛隊を「軍隊」と明確に位置づけることや、緊急事態条項が必要との見解が目立ち、現行憲法の問題点を多くの政党、政治家らが認識していたことがうかがえる。

 

 自民党は平成17年と24年の2度、条文の形でまとめた憲法改正案を発表している。

 「日本国民は、自らの意思と決意に基づき、主権者として、ここに新しい憲法を制定する」

 17年10月公表の新憲法草案は前文の冒頭、こう表明した。現行憲法が施行された70年前は占領下にあった。国のかたちを示す憲法を連合国軍総司令部(GHQ)に押しつけられた経緯を踏まえ、日本国民の主体性を強調した。

 前文を担当したのは中曽根康弘元首相だった。自民党が長く憲法改正を放置した時代にあって改憲を唱えてきた中曽根氏による原案は「日本国民はアジアの東、太平洋と日本海の波洗う美しい島々に…」と日本の歴史や伝統、風土をうたっていた。

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