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【正論5月号】米軍基地が沖縄に多く置かれていることが差別なのか「沖縄ヘイト」という言葉に隠されたもの ケント・ギルバート

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【正論5月号】
米軍基地が沖縄に多く置かれていることが差別なのか「沖縄ヘイト」という言葉に隠されたもの ケント・ギルバート

ケント・ギルバート氏 ケント・ギルバート氏

 朝日新聞の現地記者は、高江での反対派活動家の問題点も取材しているようですが、それらは地方版に載るだけで東京の紙面では報じられないとも聞きます。朝日新聞は沖縄の問題をローカルな問題と捉えているのでしょうか。  

 これは一地方の問題などではありません。沖縄はアジア全体の安全保障・平和維持のために必要不可欠な拠点であり、沖縄の問題は国際社会の問題なのです。その拠点が平気で違法行為を行う反対派によって荒らされている。こうした米軍基地への反対行動は、どこの国益になるのか。中国や北朝鮮の国益に他なりません。これは小学生でも分かる問題でしょう。  

 この問題の重要性が分かっていないとすれば、朝日新聞は小学生以下だといえます。もし、分かっていながら書いていないのだとしたらどうなのか。まさに百田尚樹氏の小説『カエルの楽園』に出てくるカエルの「デイブレイク」です。余談ですが、デイブレイクには二重の意味があります。夜明け、すなわち朝日という意味は誰でも分かりますが、漢字で直訳すれば「日壊」であり、日本を壊すという意味にもなるんです。皆さん、気づいてましたか? 

 米軍基地反対のデモを行うこと自体は、外国人が参加しても構わないと私は考えています。しかし高江では違法行為が常態化していた。それはデモではなく、暴動なんです。日本の安全保障を脅かす悪質な暴動であって、それを報道しないのは信じられません。 

 先日、保釈されましたが反対運動のリーダーで「沖縄平和運動センター」の山城博治議長が勾留中に、彼の保釈を認めさせようと、反対派が那覇地裁の敷地内になだれ込む暴力的なデモを行っていますが、これまたほとんど報じられません。法治国家として、さらに民主主義国家として、恥ずべき状況だと認識して下さい。  

 TBSのサンデーモーニングでは「沖縄の民意は固い」と報じていましたが、高江や辺野古の騒動は民意でもなければ固くもない。ウソが報道されているのに、十分な情報が提示されていないので、観る側にはウソがウソだと分からない。国民がメディアにだまされる結果になってしまうのです。  

リベラル勢力に不都合な事実

 他に誰もやらないので、「ニュース女子」では軍事ジャーナリストである井上和彦氏が-これは軍事に関わる問題ですから-取材しに行きました。ただ、危険な状況は避けたいので途中のトンネル手前で引き返して、高江まで行けなかった代わりに沖縄に住んでいる3氏にインタビューして、反対活動の実態を紹介したのです。

 反対活動を繰り広げる人たちがいかに暴れているかがバレてしまった。それで、あの番組をBPO(放送倫理・番組向上機構)が審査することになりましたが、それならなぜ安保法制のときの「ニュース23」や「報道ステーション」の偏向報道を取り上げなかったのでしょうか。これはBPO自体が政治的な色に染まっていることを示すものに他なりません。そもそもBPOはテレビ各社によって作られた団体で、そこに自浄作用が期待できるのかという問題があります。委員も見事に左寄りですし…。BPOに取り上げられたのは「ニュース女子」にとってはむしろ幸運だったといえるでしょう。だいたい、BPOに役員を送り込む他の放送局は、トンネルの手前まですら行っておらず、審議する資格があるのかと思います。

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