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【沖縄が危ない(4)】追い詰められた翁長雄志氏…狙いは知事再選か 白旗なら「オール沖縄」瓦解

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【沖縄が危ない(4)】
追い詰められた翁長雄志氏…狙いは知事再選か 白旗なら「オール沖縄」瓦解

翁長氏は、日本や沖縄を危険にさらすのか 翁長氏は、日本や沖縄を危険にさらすのか

 翁長氏は、菅義偉官房長官が「わが国は法治国家だ。移設工事を粛々と進める」と述べていることを念頭に、「誰かさんは、しょっちゅう法治国家と言っているが、私は『放置国家』だと思う」とも言い放った。その批判は、最高裁判決を「放置」する自身にこそ向けられなくてはならない。

 最高裁判決を無視してまで、徹底抗戦する翁長氏の狙いは「知事選での再選」と見るのは、自民党沖縄県連会長の照屋守之県議だ。翁長氏の支持基盤は、移設反対を旗印に、保守、革新を糾合した「オール沖縄」と呼ばれる勢力である。ここで白旗を上げてしまうと「オール沖縄」は瓦解(がかい)してしまう。

 翁長氏は今後、求心力の維持を目的に、「県民投票」「国との再度の法廷闘争」「知事権限の活用による工事の妨害」などに打って出る可能性がある。ただ、照屋氏は「もう知事も、本心では移設を止められるとは思っていないだろう」と話す。

 安全保障の混乱を長引かせ、県民を分断し、「法逸脱県」への道をひた走るかのような翁長氏。しかし、その行動原理は反基地のイデオロギー闘争ではなく、したたかな「再選戦略」なのだろう。

 ■仲新城誠(なかしんじょう・まこと) 1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。同県のメディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」(産経新聞出版)、『翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走』(同)、『「軍神」を忘れた沖縄』(閣文社)など。

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