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【沖縄が危ない(3)】中国が進める「宣伝戦」 日本は新聞・テレビの天気予報に尖閣を加えるべきだ

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【沖縄が危ない(3)】
中国が進める「宣伝戦」 日本は新聞・テレビの天気予報に尖閣を加えるべきだ

日本固有の領土・尖閣諸島。中国が強奪を狙っている 日本固有の領土・尖閣諸島。中国が強奪を狙っている

 石垣港には海外からのクルーズ船も頻繁に出入りしており、島の観光拠点としてにぎわう場所だ。それをあたかも「敵基地」のように、おどろおどろしく扱う。地元住民としては不愉快極まる話だが、多くの日本人は、中国で沖縄や石垣島がこんな報道のされ方をしていることを知らない。

 日本は従来、「尖閣が日本の領土であることは自明なのだから、ことさら騒ぐことはない」と「大人の対応」をしてきた。事柄の性質上、尖閣問題に関しては、日本はどうしても守勢に立たざるを得ないという事情もあった。

 だが、尖閣強奪に向けた中国の本気度は、もはや疑うべくもない。泰然自若に構えるのではなく、言うべきは言い、動くべきは動く時期だ。

 民主党政権時代の尖閣国有化のように、国が表立って動くと外交的リスクが増大するのも事実だ。だから、尖閣周辺での漁業活発化、遊覧航路の開発、尖閣資料館の建設など、まずは民間や地方自治体レベルでできることを進めたい。報道各社の天気予報も、そうした手段の1つである。

 ジョン・F・ケネディ元米大統領の名言ではないが、尖閣問題について、「国が国民に何をしてくれるかではなく、国民に今何ができるか」を一人ひとりの胸に問いたい。 (八重山日報社編集長・仲新城誠)

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