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【衆院区割り審】改定案勧告「生活圏無視の数合わせ」 「誰に投票…」有権者困惑

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【衆院区割り審】
改定案勧告「生活圏無視の数合わせ」 「誰に投票…」有権者困惑

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 再開発が進む虎ノ門周辺では、自営業の男性(53)が「ニーズを細かくすくい取ってくれる候補者を期待している。区割り変更より、候補者の資質を見分ける材料を提供してほしいのだが」と注文を付けた。

 夏の都議選の結果が国政にも大きく影響すると目される中、都議は区割りによって生じる新たな国会議員との関係性を気にかけた。

 全域が8区に入っていた杉並区は、今回の区割りで一部が新7区に移る。杉並区選出の小宮安里(あんり)都議(自民)は「これまで重視してきた8区選出の国会議員との連携に加え、7区の国会議員ともしっかりとした関係を築いていく必要がある」。

 別選挙区の自民都議は「自公連携が一段と薄くなるのではないか」と指摘し、「都議会では公明党と“与野党”の形で対峙(たいじ)している。国政選挙は全く別の話だから協力する、というわけにはいかない」とくぎを刺した。

 一方、加速度的に人口減が進む被災地からは悲鳴が聞こえてくる。「地元の代表がいなくなり、定数を減らすことは復興を加速させる方向でなく、被災者をがっかりさせる方向だ」。東日本大震災で中心市街地が壊滅した岩手県陸前高田市の戸羽太市長は、県内の定数が1減少することに伴い、分割される現行の3区から新2区に編入されることに危機感を募らせた。

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