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【衆院区割り審】区割り見直し 自民、現職重複で調整難航必至 共闘野党は小沢氏の岩手で因縁対決も

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【衆院区割り審】
区割り見直し 自民、現職重複で調整難航必至 共闘野党は小沢氏の岩手で因縁対決も

衆院の定数と区割りの変更 衆院の定数と区割りの変更

 衆院選挙区の新しい区割り案の勧告を受け、与野党は今後、候補者調整を本格化させる。直撃を受けるのは自民党だ。定数1減の6県で3人の現職が2選挙区の公認を争う“国盗り合戦”となるからだ。

 「身を引き裂かれる思いだが、やむを得ない」。新区割りで“消滅”する鹿児島3区が地盤の自民党・宮路拓馬氏(比例九州)はこう唇をかんだ。県内の他の4選挙区には自民党現職がおり、当選1回の宮路氏が入る余地は少ない。「党の将来を見据えて調整すべきだ」と語る宮路氏は、ベテラン議員が比例に転出し、自身が選挙区で公認されることを期待した。

 自民党は定数減の6県のうち、比例復活を含め4県で選挙区を独占する。平成25年の「0増5減」でも現職の多い5県が定数減となり、調整に1年以上を要した。苦肉の策で2人の現職候補を選挙区と比例単独上位の公認で交互に処遇する「コスタリカ方式」を採用したが、本来これは例外扱い。かといって、比例で優遇すれば他県の候補から批判が噴出するのは間違いない。

 内規で比例候補を公認時73歳未満に限定している定年制の問題もある。ベテランが選挙区での出馬に固執すれば政治力の弱い若手が行き場を失い、党内の世代間抗争になりかねない。二階俊博幹事長は19日の講演で「定数減で『私は立候補を辞退する』と言ってくる人は一人もいない」と語り、調整難航を示唆した。

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