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【衆院区割り審】区割り見直し、地域一体性や基礎自治体を“無視” つじつま合わせの「格差是正」を続ければ本末転倒

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【衆院区割り審】
区割り見直し、地域一体性や基礎自治体を“無視” つじつま合わせの「格差是正」を続ければ本末転倒

衆院の定数と区割りの変更 衆院の定数と区割りの変更

 衆院「一票の格差」の是正は、「法の下の平等」や選挙権という国民の権利に関わる問題だ。しかし、つじつま合わせに終始する区割りには弊害も伴う。

 選挙区の面積が本州最大の衆院岩手2区(約7千平方キロメートル)は東京都の約3・2倍の広さがある。今回、岩手県の定数1減に伴って大船渡、陸前高田両市などの東日本大震災の被災地が新たに加わり、増加分だけで東京都全体の面積を上回って約4・4倍となる。

 北上山地を丸々抱え、東は太平洋、北は青森県境、西は秋田県境、南は宮城県境と接する。2区選出の鈴木俊一元環境相(自民)は「膨大な面積の選挙区に1人の代表とすることには限界がある」と嘆く。

 険しい吉野山地を含む奈良4区もまた、奈良県の定数1減によって面積がさらに拡大。同区選出の田野瀬太道衆院議員(同)は、こう疑問を呈する。

 「国政選挙で有権者が候補者に意見を言いたいと思えば、大都市は自転車で15分走れば3人に会える。田舎は車で山を越え、谷を渡らなければ候補者にすら会えない。選ぶ権利が阻害されているのではないか。一票の格差の話は国民不在のような気がして仕方ない」

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