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空自スクランブル冷戦期超え 最多の1168回、対中国機の増加が押し上げる

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空自スクランブル冷戦期超え 最多の1168回、対中国機の増加が押し上げる

緊急発進で離陸するF15戦闘機=航空自衛隊那覇基地 緊急発進で離陸するF15戦闘機=航空自衛隊那覇基地

 防衛省統合幕僚監部は13日、平成28年度に日本領空に接近した軍用機などに航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した回数が、前年度比295回増の1168回だったと発表した。

 昭和33年に緊急発進を開始して以来最も多かった59年度の944回を大きく上回り、過去最多となった。中国機に対する発進が851回(同280回増)で同様に過去最多を更新し、全体の回数を押し上げた。領空侵犯はなかった。

 ロシア機に対する発進は301回で平成27年度(288回)からは微増となった。台湾機は前年度から6回増の8回。北朝鮮機は25年度に9回を記録してからは発進実績がなく、28年度も0回だった。対象機は戦闘機、爆撃機、哨戒ヘリコプター、情報収集機などだが、中国機はスホイ30などの戦闘機、ロシア機は爆撃機が多かった。

 今年3月2日には中国軍機計13機が沖縄本島と宮古島の間を往復飛行するなど、中国は活動空域を西太平洋側まで広げつつある。河野克俊統幕長は13日の記者会見で「中国軍の近代化の趨勢(すうせい)を考えると、この傾向は続くと考えている」と述べた。

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