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【政界徒然草】議長の「聴診器」と自公の「負けて勝つ」…民進陥落、「譲位特例法」決着の舞台裏

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【政界徒然草】
議長の「聴診器」と自公の「負けて勝つ」…民進陥落、「譲位特例法」決着の舞台裏

天皇陛下の譲位に関する特例法制定の国会見解を、安倍晋三首相(右から2人目)、菅義偉官房長官(右)に提出する大島理森衆院議長(右から3人目)、伊達忠一参院議長(同4人目)ら=3月17日、国会内(斎藤良雄撮影) 天皇陛下の譲位に関する特例法制定の国会見解を、安倍晋三首相(右から2人目)、菅義偉官房長官(右)に提出する大島理森衆院議長(右から3人目)、伊達忠一参院議長(同4人目)ら=3月17日、国会内(斎藤良雄撮影)

 天皇陛下の譲位をめぐり、衆参両院の正副議長は3月17日、今上陛下一代限りの特例法を求める国会見解を取りまとめ、安倍晋三首相に提出した。国会の最高機関である立法府が、政府の法案提出前に与野党合意を目指して議論することは極めて異例だ。その背景には憲法違反の疑いを払拭するため「国民の総意」を示す必要に迫られた官邸と自民、公明両党の与党が民進党を抱き込む周到な“作戦”があった。(3月27日にアップされた記事を再掲載しています)

 「われわれは最初から『負けて勝つ』だった。筋書き通りの結果になった」。自民党幹部は与野党間の協議をこう振り返る。

 協議の過程では、自民党は民進党に譲歩してばかりのようにみえた。国会見解には「皇室典範の改正」「女性宮家の創設」など民進党の要求を反映した文言が盛り込まれた。民進党の野田佳彦幹事長も「合意できることは比較的きちんと網羅されている。事実上の第2の皇室典範になる」と評価した。国会見解は一見、自民党の“勝利宣言”とは矛盾する。どういうことなのか-。

 自民党が与野党協議で最も注力したのは、国会見解が、将来の歴史的検証にあっても、「天皇は国政に関する機能を有しない」と規定した憲法4条に違反するとの疑念を持たれないことだった。昨年8月8日の今上陛下の「おことば」について、官邸が「4条違反ぎりぎりだ」(政府高官)と強い懸念を持っていたからだ。

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