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【日独首脳会談】きしむ米独関係で安倍首相の“橋渡し”が重要に… 日独でサミットを主導できるか

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【日独首脳会談】
きしむ米独関係で安倍首相の“橋渡し”が重要に… 日独でサミットを主導できるか

会談を前に握手を交わすドイツのメルケル首相(右)と安倍首相=20日、ドイツ・ハノーバー(代表撮影・共同) 会談を前に握手を交わすドイツのメルケル首相(右)と安倍首相=20日、ドイツ・ハノーバー(代表撮影・共同)

 もともと2人は最初から打ち解けていたわけではない。メルケル氏は毎年のように交代する日本の首相に距離を置き、歴史認識や財政出動などをめぐって安倍首相と意見が対立したこともあった。それでも、安定した政権基盤を背景に実績を重ねる安倍首相に徐々に信頼を寄せるようになったという。

 昨年7月にモンゴルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)では、メルケル氏から「どうしてシンゾーだけが選挙に強いの?」と安倍首相に話しかけてきたほどだった。

 安倍首相との距離は近づいているメルケル氏だが、トランプ氏とはギクシャクした状態が目立っている。今回の日独首脳会談は、安倍首相が自身の“トランプ観”を伝える機会でもあった。メルケル氏は会談後、「非常に良い議論をした」と述べたが、トランプ氏が日独の自動車業界を問題視していることに対して「日独は自分だけもうかればいいという国ではない」と不快感を示した。

 米独間の溝は簡単に埋まりそうもなく、サミットに向けて“橋渡し役”としての安倍首相の責任が増している。

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