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【豊洲問題】示された「科学的知見」 有害物質の数値、今後下がる可能性を示唆…「安心」重視の小池知事の判断焦点

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【豊洲問題】
示された「科学的知見」 有害物質の数値、今後下がる可能性を示唆…「安心」重視の小池知事の判断焦点

豊洲の土壌汚染対策を検証する専門家会議で、質問に答える平田健正座長=19日午後、東京都中央区の築地市場 豊洲の土壌汚染対策を検証する専門家会議で、質問に答える平田健正座長=19日午後、東京都中央区の築地市場

 豊洲市場の地下水モニタリング調査の9回目を上回る有害物質が検出された再調査結果について都の専門家会議は「誤差の範囲内」と分析した上で今後、数値が下降する可能性を示唆した。都議会などから早急な移転判断を求める指摘が出る中、「安心」を重視する小池百合子都知事が、専門家の科学的知見をどう捉えるのか注目される。

 専門家会議は、再調査での数値上昇に対し、基準となる数値が微少なことから「9回目と再調査を比べると、大幅な変化があるわけではない」と分析。その上で「統計的には誤差の範囲内」と結論づけた。

 報告は1~8回目の調査に比べ9回目と再調査の傾向が異なることにも言及し、「(9回目調査の直前に稼働した)地下水管理システムの影響で環境が変わり、敷地内の地下水が動き回ることで濃度が高いものが検出された可能性がある」と指摘。今後地下水の環境が落ち着けば「数値が下降する可能性がある」とする。モニタリング継続はこの推論を検証するために行うものだ。さらに、地下水の有害物質が環境基準以下になれば「土壌汚染も解決する」との見方を示した。

 専門家会議の地下水の安全性に対する考え方は決まっている。有害物質の検出に対しては、「豊洲では地下水を飲み水や生鮮食品の洗浄に利用するわけではない」ことから、安全性に問題はないとの立場だ。

 また、豊洲をめぐっては昨年12月、建物の安全性を証明する「検査済証」が発行されている。小池氏も豊洲の安全性については「法が求める基準を満たしている」と語る。

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