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【防大卒業式】〈安倍晋三首相の訓示(全文)〉南スーダンPKO「隊員や家族に最高指揮官として心より感謝」「一国では自国の平和を守れない時代」

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【防大卒業式】
〈安倍晋三首相の訓示(全文)〉南スーダンPKO「隊員や家族に最高指揮官として心より感謝」「一国では自国の平和を守れない時代」

防衛大学校の卒業式で、訓示する安倍首相=19日、神奈川県横須賀市 防衛大学校の卒業式で、訓示する安倍首相=19日、神奈川県横須賀市

 つまり、最前線の現場にあって指揮を執る諸君と最高指揮官である私との意思疎通の円滑さ、紐帯(ちゅうたい)の強さが、わが国の安全に直結する、日本の国益につながっています。

 昨年の熊本地震。私は発災直後から政府全体に、被災地の皆さんの不安な気持ちに寄り添い、できることはすべてやる。そう指示してきました。この大方針の下、被災地のそれぞれの現場では、従来の発想にとらわれることなく、能動的に行動してくれた自衛官たちがいました。

 第8連隊の諸君は、困難な状況にある1人1人の被災者のニーズにきめ細かく対応してくれました。お年寄りが壊れた屋根にブルーシートをかけたいといえば手伝い、崩れた農道を見つければ土嚢(どのう)を積んで農家が通れるようにしてあげたといいます。

 「要請がないことはやらない」かつてはこれが自衛隊の行動原理だと考えられてきました。しかし、第13旅団の諸君は、発災直後、各自治体が住民の安否確認に困難を極めるなか、自らの発意で一軒一軒、村内の住宅を周り、状況確認を行いました。

 南阿蘇村の方から寄せられた手紙を紹介します。「陸の孤島になったとき、自衛隊の車の列が見え、ほっとしました。見捨てられていないんだと感じたからです。本当に、本当にありがとうございました」。こうつづられていました。

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