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【豊洲問題】地下水モニタリング手順一貫せず 担当業者を招致 都は「ガイドライン枠内」

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【豊洲問題】
地下水モニタリング手順一貫せず 担当業者を招致 都は「ガイドライン枠内」

東京都議会の特別委員会で、豊洲市場の9回目の地下水モニタリング調査について証言する業者(手前中央)=4日午後 東京都議会の特別委員会で、豊洲市場の9回目の地下水モニタリング調査について証言する業者(手前中央)=4日午後

 豊洲市場(東京都江東区)の移転問題を集中審議する都議会特別委員会は4日、豊洲の地下水モニタリング調査を担当した業者を参考人招致。環境基準を上回る有害物質を検出した9回目を担当した業者が、「都の指示で過去8回と違う手順で採水した」と証言した。都側は「環境省のガイドラインに沿って行われた」との認識を示し、豊洲の土壌汚染対策を検証している都の専門家会議に全9回のモニタリングが妥当だったのか、判断を委ねているとした。

 モニタリングでは、7回目までは環境基準を超える有害物質が検出されなかったが、8回目で初めて基準超えの有害物質を検出。さらに今年1月発表の9回目で環境基準の79倍となるベンゼンなどが検出された。

 関係者によると、8回目までは「パージ」と呼ばれる作業でいったん観測井戸から排水、その後にたまった水を分析している。9回目の担当業者はこの日、「採水困難な箇所があり、作業延期や辞退を申し入れたが、都に続けてほしいといわれた」などと分析を急がされたと証言。9回目では観測井戸201カ所のうち1カ所で、都側の指示によりパージで排水した水を分析に転用したという。また、50カ所以上の観測井戸で変形などの不具合があったと指摘した。

 業者の証言に都は、手順変更を指示したことを認める一方、手順を変えた井戸から「有害物質は検出されていない」と強調。井戸の不具合と有害物質検出の因果関係も不明としている。

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