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【政界徒然草】明治~平成の元号秘話 くじ引きで決まった元号 東京日日新聞の大誤報「光文事件」とは

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【政界徒然草】
明治~平成の元号秘話 くじ引きで決まった元号 東京日日新聞の大誤報「光文事件」とは

新元号「平成」を発表する小渕恵三官房長官=首相官邸、昭和64年01月07日 新元号「平成」を発表する小渕恵三官房長官=首相官邸、昭和64年01月07日

 政府が31年元日から新元号とする方向で検討しているとの報道を受け、にわかに元号への注目が集まっている。元号はこれまでに247あり、日本が世界に誇る伝統文化の一つ。しかし、その歴史や選定の経緯などはあまり知られていない。なじみのある「明治」から「平成」まで、元号にまつわる話を紹介したい。

(※2月15日にアップされた記事を再掲載しています)

 「明治」といえば、江戸幕府が朝廷に政権を戻した「大政奉還」が実現し、近代国家への道を歩み出した-というイメージがある。そんな新しい時代の幕開けにふさわしい元号は一体どのようにして決まったのか。明治天皇を祀る明治神宮(東京都渋谷区)のホームページには次のように書かれてある。

 「明治改元にあたっては、学者の松平慶永がいくつか選び、それを慶応4年(明治元年)9月7日の夜、宮中賢所において、その選ばれた元号の候補の中から明治天皇御自らくじを引いて御選出されました」

 つまり、「明治」はくじ引きで選定されたというのだ。一説によると、王政復古の大号令によって重要な物事を占いで決めていた古代の風習に立ち返り、くじ引きが採用されたといわれている。

 だが、箱に手を入れてくじを引く形式だったのか、あみだくじのようなものだったかは記録がない。また「明治」以外にどのような候補があったかも謎に包まれている。ただ、くじ引きで元号が決まったのは後にも先にもこのときだけだった。

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