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【外交文書】外交官もソ連に抑留 スパイ容疑で尋問、拳銃突きつけられる

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【外交文書】
外交官もソ連に抑留 スパイ容疑で尋問、拳銃突きつけられる

1949年12月、京都・舞鶴港に到着したソ連からの引き揚げ者。抑留された日本人は約57万5千人と推計されている 1949年12月、京都・舞鶴港に到着したソ連からの引き揚げ者。抑留された日本人は約57万5千人と推計されている

 第2次大戦中に満州(中国東北部)のハルビン総領事館に勤務していた日本人外交官らが終戦後、ソ連に抑留され、収容所で過酷な生活を送っていた実態が、12日公開の外交文書で明らかになった。

 スパイ容疑で尋問を受けるなどしていた。抑留を経て帰国したハルビン総領事館員が1948(昭和23)年12月にまとめた報告書によると、総領事館は45年8月の終戦直後にソ連に接収され、外交官や通訳ら計29人は翌月、ウクライナにある収容所に連行された。

 暖房がない部屋に隔離され「帰国させない」「家族をシベリアに送る」などと脅されたり、拳銃を突き付けられたりした。衰弱して死亡した館員もいたという。収容所では所内の雑役や屋外労働に従事し、待遇は「犯罪人と同様」。食事は黒パンとトウモロコシ、塩ザケなどで量は少なく、捨てられたジャガイモの皮をスープにして野菜不足を補ったり、ソ連兵に背広などを渡してパンと交換したりしてしのいだ。

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