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ドゥテルテ比大統領の対中融和外交に変化は? 安倍晋三首相が12日から豪・東南ア歴訪 

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ドゥテルテ比大統領の対中融和外交に変化は? 安倍晋三首相が12日から豪・東南ア歴訪 

フィリピンのドゥテルテ大統領(左)と安倍首相=2016年10月26日午後、首相官邸 フィリピンのドゥテルテ大統領(左)と安倍首相=2016年10月26日午後、首相官邸

 安倍首相の豪州訪問はターンブル首相就任後、初めて。経済関係を中心に中国寄りの姿勢が目立つターンブル氏だが、南シナ海での中国の行動には不信感もある。今回の首脳会談では、安全保障関連法施行を受けた日豪物品役務相互提供協定(ACSA)の改定案署名など安保分野の協力を再確認する予定だ。

 フィリピンもドゥテルテ大統領就任後は初訪問となる。ドゥテルテ氏はオバマ米大統領への批判を繰り返す一方、経済協力を念頭に中国には融和的なメッセージを送ってきた。

 安倍首相はドゥテルテ氏と過去2回会談。今回は大統領の地元・南部ダバオも外国首脳の公式訪問としては初めて訪れる。ドゥテルテ氏は“暴言”で共通するトランプ氏に期待感を示しており、安倍首相との会談では、大統領の対米・対中戦略に変化がみられるかが注目される。

 インドネシアとは2015年、ジャワ島の高速鉄道計画をめぐる中国との受注合戦で敗れた。だが、計画は遅れ気味で、インドネシアでは日本の技術への期待感が膨らむ。昨年訪日したジョコ大統領との会談では円借款で首都ジャカルタ東部・パティンバン港の整備を進めることで合意。計画の推進を確認し、巻き返しを図る。対中関係で揺れ動くこの3カ国に加え、南シナ海で中国と対立するベトナムとの連携も改めて確認する考えだ。(酒井充)

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