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【プーチン大統領来日】領土交渉の「壁」は日米安保条約 露、オホーツク海の要衝軍事化を警戒

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【プーチン大統領来日】
領土交渉の「壁」は日米安保条約 露、オホーツク海の要衝軍事化を警戒

 プーチン露大統領は16日までの訪日で、日米同盟を北方領土交渉の障壁と位置づける姿勢を示した。露政府は北方領土を返還しても日米安全保障条約の適用外とするよう求めるが、日本側は受け入れられず、双方の立場は隔たっている。

 プーチン氏は16日の記者会見で極東地域の露軍基地の重要性を強調し「この点で日米安保条約がどのような立場を取るのか。露側の懸念に考慮してほしい」と述べた。日米安保条約をめぐる日露両国のつばぜりあいはプーチン氏訪日前から始まっていた。舞台は谷内正太郎国家安全保障局長とパトルシェフ露安全保障会議書記の会談の場だ。

 パトルシェフ氏「返還したら島は日米安保の範囲に入り、米軍が活動することはあるのか」

 谷内氏「ある」

 日露関係筋によると、谷内氏の発言を伝え聞いたプーチン氏は「シンゾウはどう考えているのだろうか…」とつぶやいたという。

 露政府にとって国後、択捉両島は、外国軍艦艇によるオホーツク海への出入りをふさぐ要衝。露軍は歯舞群島、色丹島に展開していないが、ロシア軍事に詳しい未来工学研究所の小泉悠客員研究員は「返還後に米軍や自衛隊の通信傍受施設が建設されれば国後・択捉が丸裸になる。ロシアには認められない」と語る。

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